自分を解放して新たな景色を見よう/OUTBACKアクターズスクール開校
OUTBACKアクターズスクールが、ついに開校しました。4月18日の第1回レッスンには、予想を超える22人が参加。メンタル不調を抱えていたり、そういった人たちの支援者であったりと、なんらかの形でメンタルヘルスに関わりのある人たちです。年齢も立場も様々ですが、「楽しいことや面白いことをやってみたい」「何かに挑戦したい」「自分の殻を破りたい」という意気込みで溢れていました。
この日はまず、スクールのコンセプトを中村マミコ校長が説明。続いてストレッチ(写真①)をした後、参加者同士が知り合うことを目的に、自分に当てはまることを言われたら席を立って動きまわる「なんでもバスケット」(写真②)や、自己紹介ではなく「他己紹介」のワーク(写真③④)を楽しみました。
後半の講師は、マミコ校長から前原麻希さん(写真⑤)にバトンタッチ。見えないボールを投げ合うワーク(写真⑥⑦⑧)など、演劇的な要素を加味した楽しいワークに取り組みました。そして締めは、前原さんが用意した詩を一人ずつ朗読(写真⑨⑩)。「うまく読もうとすることよりも、自分が感じた通りに読むことが大事」というアドバイスを得て、参加者はそれぞれの思いを込めて詩を読み上げていきました。
参加者の中には、KPの「人権のうた」でお馴染みの鈴木さんの姿も。今回は、アクターズスクールのための歌「ダヴィデ像の意地」を即興で作り、披露してくれました。
初めてのレッスンを終えて清々しい笑顔の皆さんから、次のような感想をいただきました。
「初対面の人たちとこんなにも一緒に楽しめるとは、思ってもみませんでした」
「普段は作業所で働いています。そこでは得られない『潤い』のようなものを感じました」
「私はとても人見知りで、コミュニケーションが苦手です。このスクールで生きづらさを克服していきたい」
「コロナ禍が始まってから、人との関わりが極端に減りました。こうして人と交われる場が、自分にとって凄く大事だと思っています」
OUTBACKアクターズスクールはまだ始まったばかりです。第2回レッスンは5月に予定しています。
日時:2021年5月29日(土)13時〜16時30分
場所:反町地域ケアプラザ(横浜市神奈川区)の多目的ホール(東急東横線反町駅から徒歩5分)
参加希望などのお問い合わせはメール(outback.info.2021@gmail.com)でご連絡ください。
写真撮影・佐藤光展