72歳バースデーおめでとうございます/OUTBACK名誉スクール生の伊藤時男さん/精神医療国賠訴訟の原告として不条理と闘う/舞台では「あぶない精神科医Dr.トキオ」を熱演
精神科病院に計40年以上も閉じ込められた経験があり、隔離収容政策という著しい人権侵害を放置した国の責任を問うため、精神医療国家賠償請求訴訟の原告となった伊藤時男さん。
若い頃から演劇に興味があったと聞いてお誘いしたところ、2021年、OUTBACKアクターズスクールの舞台で「おかしな精神科医Dr.トキオ」役を熱演。名誉スクール生第1号に認定させていただきました。同年秋の第1回公演ではロビーに猫などの絵を展示し、来場した精神科医&劇作家くるみざわしんさんらと話を弾ませました。
2023年2月22日、伊藤さんは72歳になり、その前夜、東京都内でバースデーパーティーが開かれました。伊藤さんは東日本大震災の原発事故による避難がきっかけで病院外に出られたものの、もしこの事故がなければ今も精神科病院に閉じ込められ、誕生日を祝うこともなかったかもしれません。
伊藤さん、おめでとうございます。これからもずっとお元気で。
佐藤光展副校長の伊藤時男さんに関する記事はこちら
◎精神医療ルネッサンス 精神医療国賠原告・伊藤時男さんの「さあ、地域に帰ろう」①
◎精神医療ルネッサンス 精神医療国賠原告・伊藤時男さんの「さあ、地域に帰ろう」②
令和4年度 第8回こころのバリアフリー賞受賞
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撮影・佐藤光展